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ダライラマ法王特使と中国の第5回対話に関するチベット側ステートメント

2月12日に当ブログで取り上げた2002年の接触再開以来5回目となる法王の特使と中国
の対話(→5回目のダライラマ法王特使と中国の対話、北京で始まる)。このほど、ダラムサラに帰着したロディ・ギャリ特使によるステートメントが発表されました。

Statement by Special Envoy Lodi Gyari, Head of the Delegation sent by His Holiness the Dalai Lama to China(チベット亡命政府オフィシャルサイト)

ざっと要約すると、こんな感じでしょうか。
==================================================

1.ロディ・ギャリとケルサン・ギャルツェンの両特使が、(交渉)タスクフォースのメンバー2名を伴い、2006年2月15日から23日にかけて中国を訪問した。22日には、桂林市において朱維群・中国共産党統一戦線部常務副部長と会談を行った。

2.会談の結果、双方の姿勢と根本的な相違点についてより良く、かつ、より深い理
解が得られた。今回の討議では、問題解決へのアプローチについても大きな見解の隔たりがあることも明らかとなった。しかし、我々は今後も対話を継続し、それによって進展が見られることを期待している。中国側も、このプロセスを継続することに意欲を示し、協議と接触の積み重ねによって障害を乗り越えることができるとの固い信念を表明した。

3.他の自治地域の状況を視察したいとの我々の希望を受けて、時期と季節を検討した結果、今回は広西チュアン族自治区への訪問がアレンジされた。この訪問は、我々にとり有益なものだった。

4.今回の協議について、2月25日にダライラマ法王とサムドン・リンポチェ主席大臣に報告を行った。
===================================================

今回の協議は北京ではなく、広西チュアン族自治区の桂林で開催された点が目を引きます(前回の記事で「北京で開催」なんて書いてしまいましたが、間違っていましたm(_ _)m)。あと、上記リンク先に会談の際の写真が掲載されていますが、これは過去4回の対話に関する報道では無かったと思います。まぁ写真が出たからすぐにどうこうというわけでもないかもしれません。ただし、これまで中国側は外交部定例記者会見等の場で、特使訪中を「私的訪問」と説明してきたわけですが、今回写真がリリースされるにあたって中国側もそれに同意したのであれば、今後のその辺の位置づけにも何らかの変更があるのかもしれません(だって、私的訪問なのにあんなかしこまった会談するなんてのはちょっと不自然だし)。

 肝心の協議内容は、今回もなかなか見えてきません。しかし、「問題解決へのアプローチについても大きな見解の隔たりがある」(there is a major difference even in the approach in addressing the issue)という表現からは、現段階ではフォーマルな交渉が開始されるための条件が整備されるには程遠い状態にあることが窺えます。両者ともこのプロセスを継続すること自体には意欲的ですが、なかなか目に見える成果がすぐに出る状況ではないようです。2002年以来5度にわたる対話を行って、確かに相互理解は深まっている一方で、それをベースにして本格的な問題解決に向けた交渉開始への道筋を付けるという、一つ上にレベルを上げるための決め手を欠いている感があります。かといって、じゃあ中国との対話なんてやめちゃえ、とするわけにもいかず、亡命政府側は難しい状況に置かれているように見えます。
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プロフィール

ryohei

  • Author:ryohei
  • 大学院で現代チベット研究をしています。
    4年前、中国・北京で仕事をしていたときに何故かチベットに
    目覚めてしまい、今に至ります。

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